皆さんこんにちわ、消費税アップにおののく清野です! さて、今回のタイトルですが、マスオさんはいったい何に「気をつけて!」なのでしょう…浮気がばれないように気をつけて!?…惜しい!違います。
正解は「ギックリ腰にならないように気をつけて!」です。
ワタシはギックリ腰になってしまったまたはなりやすい患者さんに「ギックリ腰になりやすい姿勢」を説明するのにマスオさんのポーズを例にします。シティハンターの香ちゃんはもっとギックリ腰の条件に近いんですけどね、幅広い年齢層に分かるようにマスオさんで説明しています。
背中を伸ばした状態で腰を曲げ、足を曲げずに遠くの物を取ろうとする これがギクッとしやすい形です。香ちゃんはそのポーズで100トンものハンマーを持ち上げるのですから、それだけ体幹をしっかり鍛えているのでしょうね。常人なら病院行きです。
ギックリに限った事でもないのですがなりやすい体の人もいます。前述の動きを取ってしまう人はもちろん
①体が硬い人
②筋力が弱い人、筋肉量が少ない人
③血流が悪い人
④ストレスを発散できない人
こういった方達はギックリ腰になりやすいです。そしてこれらは違う項目に見えても繋がっています。ストレスに勝てないと自律神経が乱れて血流が悪くなりますし、筋肉量が少ない人も体が硬い人も血流が悪くなりがちです。
当たり前と言えば当たり前のことなのですが、自分の身体のために何か良いことを実行に移すのは難しいですよね。
最初の一歩が…
ヒトの股関節の可動域は脚を前後に開いて合計で140°ですが、腰を痛めやすい患者さんの殆どは前45°くらいでプルプルします。
私はどんなに硬い人でも90°くらいはいくものと思っていたので、多くの人がそうだと知って衝撃でした。
以前、股関節が硬いと坐骨で座れない図を載せましたし、院にも貼ってありますが、実際体が硬い人には興味を持たれません。むしろ現実逃避なのかも知れません。体を柔らかくするのって、時間が掛かるから面倒くさいんですよね、わかります。股関節の硬さが痛みの原因と明らかに分かるおじさまも、筋トレは一生懸命するのですが柔軟には耳をふさぎます…
柔らかいと便利なんですけどね~、高い確率で柔軟運動は流されます。どうしたものか…
体が硬いと、寝返りもうまくできないため治療も困難になってしまいます。体に負担のない起き上がり方もできないので、せっかく鍼やお灸をやっても、起きあがる度にまた炎症を起こしてしまうのです。
痛めてから体に負荷が掛からない起き方をしようとしても、身体自体が理解してくれないので、痛めたことはないと言う人でも、いざというときに備えて痛めやすい姿勢、負荷の掛からない動き方を確認してみてはいかがでしょうか…
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